サポートネット4月
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■企業紹介 県内の大手ジュエリーメーカーから独立し、ジュエリーの原型製作を主な事業として起業した。その後、自社ブランドの商品販売を計画し、種々なジュエリーの試作開発を継続して行っている。2020年に、販売を開始した新商品「MINAMOセッティング」の新感覚ジュエリーが高評価を得ている。■相談のきっかけ 2016年に、県内弁理士からの紹介で、知財窓口に来訪され、県内のジュエリーメーカーが先に開発し、大ヒット商品となっている宝石部が揺動するタイプのペンダントに対し、同様な機能をもつ新規商品の試作開発に関し、侵害回避と特許取得の相談を受けた。■支援概要 宝石部が揺動するタイプのジュエリーの特許出願に始まり、ボロノイ構造のジュエリーの意匠出願、ワッシャを用いないクリップタイプのイヤリングの特許出願、MINAMOセッティングのジュエリーの特許出願について、順次、専門家を活用して、取得支援を行うと共にそれらの商品に使用する商標の取得支援を行った。また、事業の方向性、ネットショップの運営、販促についてよろず支援拠点と連携して支援を行った。「こんな仕事を出したい!」「こんな仕事を受けたい!」    といった皆様の受発注ニーズをマッチング支援します。「こんなことできるかな?」「困ったな・・・」    といった経営課題への情報提供・アドバイスも受けます。【主な事業】・企業の受発注のマッチング支援・受注拡大のため、経営課題等へのアドバイス・情報提供【問い合わせ先】経営支援課 TEL055-243-1888住所:山梨県甲府市HP:https://www.voronoi.co.jp/html/page6.htmlHP上でも公開しております。下記URLをご参照ください!(https://chizai-portal.inpit.go.jp/supportcase/2021/05/post-994.html)■支援成果 2020年、販売を開始した「MINAMOセッティング」の新商品について、秋にクラウドファンディングを行った。その際に、事前に知財取得支援を行い、特許出願された構造及びそれによる装飾効果と商標とがイメージ的にマッチングして、商品の魅力をアピールできた。このクラウドファンディングにより、ほぼ1年分の売上げを達成し、その後の毎月の売上も倍増している。■企業からのメッセージ 自社ブランド商品の開発、販促に試行錯誤を重ね、知財を活用した成果が実りつつある。また、海外での販売、売上増に伴う従業員の新規雇用も計画している。今後も新規商品の試作開発、知財の取得を継続して行っていきたいので、引き続き支援をお願いしたい。■窓口担当者から一言 同社は、知財で保護された自社ブランドでの新規商品の開発に積極的に取り組まれており、その成果がようやく実りつつある。今後も知財の側面からの支援を継続して行っていきたい。(窓口支援担当者 望月 賢治)前濱勝二藤原和徳 知財総合支援窓口では中小企業の知財に関する支援を行っています。 本コーナーでは、窓口担当者の支援により、知財権を取得し、販売促進に活用している企業を紹介いたします。【事例7】 株式会社E&J 下請けアドバイザー事業では、下請け中小企業の販路開拓や、取引拡大を推進するため専門知識を備えたアドバイザーが、巡回訪問などを行っています。3infoinfo【下請けアドバイザー】山梨県知財総合支援窓口 支援事例下請けアドバイザーが訪問します!!

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