サポートネット12月
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でQ&A解説3AA社とB社との取引は、下請法の資本金区分QA社(資本金:1億円)は、B社(資本金:7 「新しく事業を始めたいけど、何から手をつけていいかわからない」「資金調達の方法が分からない」「そろそろ海外との取引も開始したいけど実績がない…」「ITを活用して、販路拡大を実現したい」「IT導入補助金を活用し、ITツールの導入に繋げたい」。 そんなときは、ひとりで悩まず、まず支援機関に相談してください。支援機関は皆様のお悩みに対する回答をするだけでなく、解決の難しい課題も中小企業119に登録されている専門家に支援を依頼することができます。中小企業の経営に関わる各分野の専門家が、課題解決に向けたお手伝いをします。派遣による相談は今年度2月末までの間に、原則3回まで無料で受けられます。(予算の消化状況によっては、2月末よりも早く終了する場合があります。)【問い合わせ先】 経営支援課 専門家派遣担当 TEL 055-243-1888下請取引適正化の推進を目的に、全国48カ所に設置された「下請かけこみ寺」を中小企業庁の委託により運営するなど、中小企業支援機関として各種事業を実施しています。[(公財)全国中小企業振興機関協会・日本商工会議所転載許可済]支援機関で解決できない課題は、支援機関から専門家に支援依頼を満たしており、「製造委託」に該当することから、下請法が適用される取引と考えられます。 例えば、ご相談の下請代金の回収については、このような対応が考えられると思います。 一つ目は、親事業者は、製品を受領後60日以内に下請代金を支払わなければ、下請法の「支払遅延」に該当するおそれがあることを根拠に、B社に協議の場をお願いし、下請法第4条第1項第2号に違反するおそれがあることを説明し、下請代金の支払いの交渉をするという対応です。 二つ目は、上記の協議がまとまらないような場合には「下請かけこみ寺」が実施している裁判外紛争解決手続き(調停)や60万円以下であれば少額訴訟の裁判手続きを利用する方法です。ただし、調停、裁判となれば取引先との関係においては匿名性を持って進めることはできませんので注意してください。 なお、協議については文書・書面化し、記録を残すことが大事です。支援機関にて派遣日程を調整し、専門家を派遣 わが国経済の好循環を実現するためには、「下請等中小企業」の取引条件を改善することが重要です。本コーナーでは、全国に設置され、電話やメール、ウェブサイトにより無料で相談できる「下請かけこみ寺」(本部:公益財団法人全国中小企業振興機関協会)に実際に寄せられた「親事業者の4つの義務と11の禁止行為」に関する問い合わせの中から、参考になる事例をQ&A形式で解説します。 今回は、禁止類型の「支払い遅延」について紹介します。【禁止類型】支払遅延億円)から製品の注文を受けています。A社は、設計・製造を行いB社に納品物を納品日に納めました。  B社は納品物について受領し、納品検査を行っていましたが、納品してから2カ月を経過しても、納品物の下請代金を支払ってくれません。どのようにB社に督促すればいいでしょうか。STEP1公益財団法人 全国中小企業振興機関協会支援機関へ経営相談提  供STEP2STEP3下請けかけこみ寺一覧3infoinfo無料専門家派遣制度(中小企業119)のご案内守ろう下請法

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