サポートネット 11月
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Information magazine that assists in small and medium-sized enterpriseSUPPORT NET3 よろず支援拠点では、専門分野に精通したコーディネータが中小企業の皆様方のご相談に応じています。本誌では定期的によろず支援拠点コーディネータによる「経営に役立つワンポイントアドバイス」を掲載しております。高い確率で補助金を獲得する為に知っておきたい事 補助金は助成金と異なり、申請すれば必ずもらえるものではなく審査があります。その審査の対象となる申請書は「人」が読んで採択の合否を決めます。「補助金をもらってこんなに素晴らしいことを実現するので補助金をください」と審査者を説得する申請書を作ることが必要です。そのポイントを以下に紹介します。①補助金には募集期間がありいつでも申請できるものではありません 採択されやすい申請書を書くためには、下記のように募集要項をチェックし、目的に合った読みやすい申請書を書く必要がありますから、ある程度の時間が必要になり、欲しいときにすぐもらえるものではありません。従って、あらかじめ目的に合った補助金を探し、その募集期間がいつなのかを知って計画的に準備する必要があります。②補助金の募集要項の補助対象者、補助対象費用をまず確認すること いくら申請内容が立派でも、補助対象からずれていれば即「採択不可」になります。たとえ間違って採択されたとしても補助金は出ないので、まずこれをチェックすること。③補助金にはその補助金を出す行政機関の目的があります 補助金申請書を書くときには、その補助金の目的は何かを確認して、その目的にあった申請書を書くこと。ピントがずれた申請書は絶対に採択されません。④審査者に読みやすい、理解しやすい文章にすること 審査者は「人」です。その審査者は多くの申請書を読むのでだらだらした文章は読みたくありません。審査者の立場になって簡潔な文章で審査者の興味を引くことがまず大切です。このためには、図、表、写真などを用いてできるだけ具体的に視覚に訴える申請書にすることをお勧めします。⑤補助金の支払いは「後払い」が多い 申請書の書き方ではないですが、補助金の多くが「後払い」です。補助金が採択されたらすぐに補助金が下りるのではなく、下図のような流れになり、申請から補助金入手まで半年以上の期間がかかることを考慮し、補助事業を計画的に進めるようにして下さい。 紙面が限られているので大切なポイントのみを書きましたが、すべてを書ききれていません。補助金の申請・活用の仕方でわからない事があれば、お気軽によろず支援拠点(055-243-0650)までお問合せ下さい。半年~1年かかる経営に役立つワンポイントアドバイスinfoチーフコーディネータ西川 岳

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