サポートネット 1月
1/12

Information magazine that assists in small and medium-sized enterpriseSUPPORT NET1NO.162January,2014やまなし産業支援機構、タイ下請産業振興協会と連携協定を締結report 当財団では、県内中小企業の海外展開支援の一環として、成長著しいASEANの中核国・タイでのビジネスチャンスの拡大を図るため、タイの自動車・電気・機械分野の部品製造業者326社の集まりである「タイ下請産業振興協会(タイ・サブコン)」との間で、連携促進に関する協定を12月10日に締結しました。 今回の連携協定は、10月中旬のタイ経済ミッションの際に、タイ工業省と山梨県の間で結ばれた行政レベルでの産業連携に関する覚書をベースにして、民間レベルでの経済交流を強化することを目指しています。 締結式においては、山梨県の横内知事、タイ工業省のコープチャイ産業振興局副局長並びに関係各位立ち会いのもと、当財団の輿水理事長とタイ・サブコンのソムキアット・チュプチャレン会長が協定書に署名しました。 県内には、自動化・省力化装置、切削、プレス、マイクロマシニング(微細加工)など、高い技術力を持った企業が数多く集積しています。このような山梨県の企業群と、タイの産業高度化の中核を担うタイ下請産業振興協会の会員企業が連携することで、品質・コスト・納期などの面で顧客満足度の高い製品づくりが可能になると期待できます。 県内の中小企業にとって、1社単独では大きな困難を伴う海外展開も、現地のローカル企業と情報交流を重ね提携することで、より少ないリスク、より低いコストで実行できるようになると考えられます。県内中小企業の皆さまには、この枠組みを上手に使い、海外事業と国内事業の相乗効果で、よりスピーディかつ効率的に企業の成長を実現していただきたいと思います。 なお、今回の協定は、経済交流の大枠を定めたものなので、具体的な取り組みについては、今後、両者で検討していくこととしています。タイ・サブコンとの間で、緊密な情報交換、意見交換を行い、しっかりと成果につなげていきたいと考えています。謹賀新年

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です